近頃、クリスマスが流行しているミドガル王国。
学園でも生徒会主導でクリスマスイベントが行われようとしていた。
そんな中、アレクシアはイベントの実行委員に誘われるのだが――

シドのために「カガミモチ」を探すことにしたアルファ。
その在り処を知っているというデルタに案内された先は、獣人の神社だった。
「カガミモチ」を目指し、そこで行われる『オオイゼアスロン』に参加することになるが……。

奇想天外な競技が、アルファとデルタを待ち受ける……！

バレンタインを控えたある日。
ベータとイプシロンは、どうやってシャドウにチョコを渡そうか頭を悩ませていた。
一方、ガンマはナツメとシロンとのコラボを考えており……。

シドをめぐる２人の甘い戦争が、幕を開ける……！

－付章－

迷える王女よ、陰に潜れ――

シャドウガーデンの一員となるべく、ラムダの特訓を受ける「666番」ローズ。
しかし、シャドウに与えられた魔力をもってしても、ガーデンの洗練された技術を前に苦戦を強いられる。
迷いと焦りから自身を見失い、幸せだった日々の幻影に惑わされていく。

そんな彼女の前に、同じ人間の〈悪魔憑き〉であったニューが現れた。
彼女の助言により、ローズは自身があるべき姿と、覚悟の意味を理解していき――

何者かに呼ばれる声で、深い眠りから目を覚ましたアルファ。
綺麗な教室、見知らぬ学生たち、そして遅刻してくるゼータ。
何気ない、いつも通りの日常がそこにあった……はずなのだが――
どこか違和感を覚えながら下校していると、裏路地で「ヌル」と名乗る精霊と出会う。
彼を手伝うことになったアルファとゼータの、少し普通ではない青春が始まった――

限られた者しか入ることができないというハイクラスカジノに、スタッフとして潜入したベータ。
バニーガールとして働く中、行動を怪しまれて身元を疑われてしまう。
そんなベータが提案されたのは、情報を賭けたゲームだった。

なぜかバニーガール姿のアレクシアもその場にいて、ふたりは協力することになり――

シャドウに日頃の感謝を伝えるため、パーティーを開催することにした七陰の面々。
それぞれの得意分野を生かし、準備は滞りなく進んでいく。
ついにパーティーは本番を迎え、シャドウを招待するが――

－付章－

『聖域』の調査から帰還したシャドウガーデン。
ある者は次なる調査対象として、不完全な『ディアボロスの雫』に目星をつけていた。
またある者は、『学術都市ラワガス』にあるという教団の研究施設の噂を聞きつけていた。
調査の末、２人が見たものとは――

とある夏の日。
ミツゴシのビーチリゾートへの招待状を受け取ったシドは、
案内役のベータとイプシロンに出迎えられ、バカンスを満喫することに。
しかしその水面下では、彼を巡る熱き戦いが始まろうとしていた――

多少のハプニングはあったものの、七陰とのバカンスを楽しんだシド。
一方、夏休みを一緒に過ごそうと彼を探すクレアは、同じ目的のアレクシアと出会う。
２人はシドの部屋にあった招待状から、ミツゴシのビーチリゾートにたどり着く。
クレアはついにシドを見つけるが、返ってきたのはいつもの弟らしくない反応だった――

多少のハプニングはあったものの、七陰とのバカンスを楽しんだシド。
一方、夏休みを一緒に過ごそうと彼を探すクレアは、同じ目的のアレクシアと出会う。
２人はシドの部屋にあった招待状から、ミツゴシのビーチリゾートにたどり着く。
クレアはついにシドを見つけるが、返ってきたのはいつもの弟らしくない反応だった――

－付章－

ある日、ラムダからの呼び出しを受けた666番。向かった先には、アルファの姿が。
彼女から言い渡されたのは、アレクサンドリア内での活動範囲拡大の許可だった。
ラムダに連れられ、七陰たちに挨拶をして回ることになるが……。

これは、次なる舞台への間奏曲――

世間は、ミツゴシ商会から広まったハロウィンの真っ最中。
しかし、予想を超える盛況によって、ミツゴシ各店舗では人手が足りない状態に陥っていた。
解決策を考えるアルファとガンマは、ちょうど空いていた２人を派遣することに。

頭が残念なデルタと、やる気の欠片もないイータ――
シャドウガーデンきっての問題児２人が、ハロウィンに参戦する……！

陰の実力者を目指すシド。だが、心のどこかにマンネリ感を覚えていた。
あえて初心に戻ろうとした彼が思いついた方法は……記憶喪失だった！

野望を胸に秘めた七陰たちは、記憶を失くしたシドに対して様々な行動に打って出るが――

果たして、シドは初心と情熱を取り戻せるのか！？